賃貸住宅に引っ越しをする際は、エアコンが完備されているかどうかは、チェック項目の1つとなっています。しかし、エアコンが完備されていなかったり、中古品でエアコンが効きづらいものが完備されてしまったりされている物件も中にはあります。今回は賃貸住宅でエアコンを取り付けようと思っている方に向けて、その注意点について、ご紹介させていただきます。
そもそも賃貸住宅でエアコンを取り付けることはできるのか?
賃貸住宅でエアコンを設置することが、そもそも出来るのかどうかについて、まずはみてみましょう。結論から述べると、大体の場合、これは可能となっています。
しかし、確認するべき点と注意点が幾つかあります。まず確認するべき点としては、以下の点があります。
・入居時、既にエアコンの配管穴(スリーブ)が開けられていること
・入居時、室外機用のスペースが設けられている
これらの場合は、エアコンを取り付ける際に、管理会社や大家さんに連絡する必要はありません。一方、スリーブがない場合は、壁に大きな穴を開けることになるので、管理会社か大家さんに確認する必要があります。
このように、エアコンを取り付ける際は、住んでいる物件がエアコン用のスペースがあるかどうか、今一度確認しておきましょう。
既存のエアコンが古く取り替えたい、故障してしまった場合
また、住んでいる賃貸住宅のエアコンが古くて取り替えたい場合や、故障してしまった場合は、どうすればよいのかについて、みてみましょう。
もしエアコンが故障してしまった場合は、管理会社か大家さんに連絡しましょう。その後、エアコンを取り換える場合でも、取り換え可能かどうかを相談しておきましょう。事前にエアコンの取り換えが可能かどうか相談しておくことで、費用分担も全額自己負担になることを避けることができるかもしれないからです。
エアコンの設置をする際は、どれくらいの費用がかかるの?
管理会社や大家さんに相談し、エアコンを取り換えることになった場合は、いくらくらいかかるのか費用について、みてみましょう。
「取り外し・取り付けセット」の料金の場合、金額はエリアによって左右されますが、大大体の場合、約10,000円前後が相場となっています。この金額は、基本的工事作業料金となっており、ホースなどの部材や、設置場所により、別途料金が発生します。
基本的なエアコンの工事内容は、以下のようになっています。
【エアコンの取り外し作業】
・室外機にガスを溜めて栓をする
・エアコンの室内機・室外機を取り外す
・配管類を取り外す
・配管元の穴埋めを行う
【エアコンの取り付け作業】
・室内機を取り付ける
・配管類を取り付ける
・エアコンの室外機を設置する
・室内外機の接続部の接続
・ポンプで配管の中を真空乾燥させる
このように、取り外し作業と、取り付け作業が、エアコンの基本的な工事作業となっています。これらの作業は専門業者に依頼することをオススメしますが、もし賃貸住宅に住む前で、引っ越し業者を利用している場合は、併せて、入居前にこれらの工事も行ってくれるように依頼しておきましょう。これは、引っ越し業者に頼んでおいた方が、断然楽だからです。
まとめ
エアコンの設置は、居住している賃貸物件の部屋の状況によって、その対応が異なってきます。そのため、勝手に工事をしてしまい、退去時にトラブルにならないように、事前に管理会社や大家さんに、連絡と相談が必要かどうか確認しておきましょう。また、工事をする場合で、引っ越し前にこれを行う際は、引っ越し業者に事前にエアコンの設置も頼んでおくと、手間が省けるので、上手に活用しましょう。