家を建てる際に、音の問題に着目したことがあるでしょうか。家の広さやデザインに注目して、音の問題を後回しにする家庭も少なくありません。そのまま家を建てると、騒音トラブルが発生する可能性も。

この記事では、実際に起こったケースを元に騒音トラブルが発生しやすい間取りについて紹介していきます。

道路側に風呂場を設置したら音漏れが発生

特に気にすることなく、道路側に風呂場を設置。リビングから離れているので、家の中に声が響かず気に入っていました。ある日、道路に出てみてびっくり。夫や子供が風呂場で話している内容が、道路にいる人々に丸聞こえでした。

恐らく、ご近所さんは分かっていて黙ってくれていたのでしょう。風呂場で騒ぐと、声が反響してより大きく響きます。よほどの事情がない限り、道路側に風呂場を設置するのは考え直してみてもよいのではないでしょうか。

子供がいる家庭は吹き抜けに注意

開放感のある家に憧れて、吹き抜けがある家を建てました。最初は気にならなかったのですが、数年経つと家族の声に悩まされるようになります。上の階から子供の大きな声が聞こえて、騒音に感じるようになっていたのです。

夫の友人が来た際にも、リビングにいると上から話し声がはっきりと聞こえてきます。前の家に住んでいたときは、そんなに気にならなかったのに・・・吹き抜けがある家は、部屋と部屋の境があいまいになりがち。

声が響いて困るといった声が少なくありません。吹き抜けのある家を建てる際は、防音対策に気を配る必要があります。

リビングの窓を大きくしたら隙間から音漏れが

リビングの窓が大きいと、部屋の中が広々として見える。そんな考えから、リビングの窓を大きくした夫婦。しかし実際に暮らしてみると、音に関するトラブルが発生しました。

それは外からの騒音。前の家では気にならなかった、車の排出音や道行く人々の話し声を耳障りに感じるようになりました。音の出入りは、窓からが多い傾向に。

そのため窓の大きな家に住むことで、前よりも音の存在が気になるようになったのだと考えられます。窓を大きくしたい場合は、上質な窓のサッシ対策をするなどの工夫が必要になってくるでしょう。

音を意識して間取りを決めていくことが大切

音の問題は、時に大きなトラブルに発展しがちです。自分の生活を脅かすだけではなく、ご近所に迷惑をかける場合も。こんな事態になったら、悲しいですよね。

家の間取りを決める際は、音が出入りしない設計にしていくのも1つの選択です。施工会社や建築家に相談して、後悔しない間取りにしていきましょう。

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