一生のうちで最も大きい買い物といえば「家」
数千万円、数億円という金額をはらう必要があり、ほとんどの方が一生に一度しか
購入をしないと思います。
住宅を購入する際に一括キャッシュで払える人は少なく、多くの方が「住宅ローン」
を組むかと思います。
住宅ローンには審査が必要となり、人によっては審査が通らず住宅の購入ができないというケースも珍しくありません。
その他「審査は絶対に落ちたくない」と思う人が多いと思いますが、審査基準を皆さんは
ご存じでしょうか?
審査基準を理解しておくことで、無理のない住宅ローンを組むことができ、審査も通りやすくなります。
今回は住宅ローンの手続きと審査基準についてお伝えしていきます。
●こんな人に読んでほしい記事です
・住宅ローンの手続き手順を教えてほしい
・審査基準は?
住宅ローンの手続き手順は?
住宅ローンの手続きは以下の流れになっています。
1.事前申し込み
2.事前審査
3.正式申し込み
4.本審査
5.住宅ローン契約
6.借り入れ
大切なポイントは2と4の項目になってきます。こちらのポイントを詳しく解説していきます。
事前審査とは?
事前審査とは本審査の前に行われる審査です。インターネット上で簡単に手続きを申し込むことが出来手軽に行うことができたりします。
事前審査では以下の項目をチェックされます。
・物件を借り入れる方の収入
・職業などのチェック
正式な書類提出が求められるケースは少なく、自己申告制で上述した項目を伝えていく必要があります。
事前審査は物件を購入できるか目安をつけるものです。極端に無理なローンを組んでいる方には事前にお断りするという銀行側のメリットがあります。
事前審査が通らないと本審査に進めません。事前審査に落ちるということは無理のある
住宅ローン計画ということなので、見直していきましょう。
本審査
事前審査が通ったら本審査になります。本審査は事前審査と違い、正式な書類を
提出する必要があります。
物件によって提出するものが違いますが、源泉徴収票や課税証明書、印鑑証明書などが
代表的なものです。本審査が通れば受託ローン契約を結ぶことができます。
審査の基準は?
審査の基準は以下の通りになっています。
1.年収
2.個人信用度
3.健康状態
4.年齢
一つずつ解説していきます。
1.年収
年収と住宅ローンの金額が見合ってないと審査に通ることはできません。例えば年収400万円の人が2億円の住宅ローンを借りようとしても審査に通ることはできません。
勤続年数が40年として、400万円×40年=1億6千万円が生涯年収と仮定すると
2億円返すことはできません。
もちろん生活費を抜いての計算になりますので、現実的なローンとは言えません。
審査に通るためには年収と住宅ローンのバランスを考えましょう。
2.個人信用度
クレジットカードの返済や借金の借り入れなどが判断基準となります。
返済をしていれば大きな問題になりませんが、遅延をしていたリトラブルをおこしていた場合は、信用度が低くなり住宅ローンは通りにくくなってしまいます。
3.健康状態
持病や生活習慣病を患ってしまっていると、返済リスクが高くなり審査に躓いてしまう可能性があります。
日ごろから体に気を使い、健康な体をキープしていきましょう。
4.年齢
30歳の人と80歳の人が住宅ローンを借りる場合、銀行側は80歳の人にローンを組むことは難しいと判断します。
また「返済時の年齢」も審査の対象となります。35年ローンの場合、35年後の年齢も加味されるため、若い人のほうがローンを組みやすい傾向があります。
住宅ローンの審査基準を一つずつ確認していき、審査を通るようにしていきましょう。