生活をしていると必ず発生するのが「不用品」

小さいものであれば燃えるゴミなどの一般ごみとして処分をしますが、家具・家電のような大きなものになる場合、通常の捨て方で処分をすることができません。

そんな時に利用するサービスが「不用品回収業者」です。

しかし一言に不用品回収業者といってもさまざまな企業があり、信頼と実績がある企業を選ぶ必要があります。

信用がある企業を選ぶポイントとして「古物商許可」や「一般廃棄物収集運搬業許可」を取っているかを調べる必要があります。

この許可を取っていないといわゆる「悪徳業者」の可能性がありますので必ず確認をしましょう。

今回は「古物商許可」や「一般廃棄物収集運搬業許可」がどうして必要なのかをお伝えしていきます。

●こんな人に読んでほしい記事です

・不用品回収業者ってなに?

・古物商許可や一般廃棄物収集運搬業許可の必要性は?

不用品回収業者とは?

不用品回収業者とは荷物の運び出しから運搬まで一括で行ってくれるサービスです。

依頼者は電話をかけるだけで作業が完了。あとはプロの業者がすべて作業を行ってもらえます。

不用品回収業者は家具や家電・木材など回収対象が広く、ジャンル問わずなんでも処分

が可能です。重たい荷物の運び出しも必要がなく、まとめて処分をしたい人にはとても良いサービスといえるでしょう。

●不用品回収業者の特徴

・自分で重たい荷物を運ぶ必要なし、解体もしてくれる

・幅広いジャンルの物を処分してくれる

・日時指定が可能

・粗大ごみ処分等と比べると料金は若干高め

しかし不用品回収業者は普段から利用している人が少ないため、馴染みの業者がなく広告やインターネットを見て初めて申し込む人も多いと思います。

そのため悪徳業者に引っかかってしまう人もいるため、不用品回収業者の選別はしっかりと行いましょう。

古物商許可とは?

古物商許可とは、古物営業法に規定される古物(一度使用された品物)を、仕事として売買または交換するために必要な許可証のことです。

この許可証はあくまで売買を目的とした許可証のため、不用品を回収して処分することができる許可証ではありません。

つまり、不用品回収業者として仕事をする場合、古物商許可のみでは営業ができません。

古物商許可しか取得していない業者は悪徳業者であるため、利用しないようにしましょう。

一般廃棄物収集運搬業許可とは?

一般廃棄物収集運搬業許可は、一般家庭から出た廃棄物を仕事として収集運搬するために必要な許可です。

回収物に価値のなるなしには関わらず収集することが可能です。

不用品回収業者には必須の資格であるため、必ず取得しているか確認をしましょう。

似たような許可証で「産業廃棄物収集運搬業許可」というものがあります。この資格は

工場等からでる「産業廃棄物」を処分ができます。

この許可証では一般家庭の不用品は処分ができません。一般家庭の場合は「一般廃棄物運搬業許可」工場等の場合は「産業廃棄物収集運搬業許可」がいることを覚えておきましょう。

許可証がない業者に頼んだらどうなるの?

無許可の企業に依頼をすると、正式な見積もりを出してもらえず相場より高い値段を

請求されることがあります。

また適切な処分がされず不法投棄されてしまう可能性があり、環境破壊につながっていきます。

このような許可証を持っていないにも関わらず、営業をしている業者も少なくありません。

優良な企業は自社サイトで、許可証の表示をしています。不用品回収業者に依頼をする場合は、必ず許可証をもっているかを確認してから依頼をしていきましょう。