鳩やカラス、野良猫や蜂など、我々の身近には様々な害鳥や害獣、害虫がいます。
安全で平和な日々を送るためには、こうした生物に対する適切な対処法を覚えておくことも必要になります。
ということで今回は、鳩・カラス・猫・蜂に対する対策法についてご紹介していきたいと思います。
鳩の対策
最初は鳩に対する対策法についてです。
鳩は一見無外装に見えますが、フンによってベランダを汚したり、悪臭被害やアレルギー、感染症、寄生虫感染などなど様々な被害を引き起こします。また、フン以外にも鳴き声による騒音被害なども無視できません。
万が一鳩に巣作りされてしまうと、こうした被害を継続的に被ってしまう危険性がありますので、鳩が巣作りしにくい環境を作るのが重要です。
鳩は静かな物陰など、安全な場所に巣作りする習性がありますので、ベランダなど鳩が寄り付きやすい場所を常に清潔で開けた状態にしておくのも重要です。
また、巣を作られてしまった場合は、卵を生んだり、雛が生まれてしまわないうちに撤去する必要があります。(卵や雛がいる巣を撤去するのは鳥獣保護法に違反してしまうため。)
鳩の対策としては
・CDを吊るしておく
・忌避剤を使用する
・ディストレスコール(鳥の悲鳴の音声)を流す
などがありますが、これらの効果は一時的なもので、鳩が慣れてしまうと効果がなくなってしまうので注意が必要です。
ベランダの縁などに防鳥ピンを設置することで止まりづらい環境を作るなどが有効です。
カラスの対策
次にカラスについての対策法です。
カラスは都市部ではごみ袋を漁ったりして散らかしたりといった被害が多いのが特徴です。
ゴミ袋を漁られることの対策としては、ゴミ袋はなるべく中身が見えないようにし、カラスのエサになりそうなゴミは外側からは見えない位置に入れるようにするのが得策です。
カラスは視力が非常に発達している鳥ですが、反面嗅覚は優れていないので、外から見てエサがあると分からないようにすれば対処することが出来ます。
猫の対策
次は猫に対しての対策法についてです。
野良猫は家の敷地内にフンをしたり、生ゴミを漁る、車などの上に乗って足跡をつけるといった被害が多いのが特徴です。
また、発情期には夜中に鳴いて騒音被害を発生させることもあります。
野良猫の対策としては、忌避剤を散布して敷地内に寄せ付けないようにするというのが一般的です。
その他にも、猫にのみ聞こえる音波を発生させる機械を利用するというのも効果があります。
また、ペットボトルに水を入れて置いておくという手法もよく耳にしますが、こちらについてはどれほどの効果があるのか未知数となっていますので過信は禁物です。
蜂の対策
最後に蜂に対する対策法です。
蜂は自然が多い地方に多いと思われがちですが、適応力が高いため地方や都市部に関係なく活動することが可能です。(近年では都市部でも巣を作られたり刺されてしまったりといった被害がよく見られます。)
蜂は基本的に雨風がしのげるような場所ならどこにでも巣を作ることが出来ますので、対策するのが困難です。
蜂を寄せ付けないようにするためには、まず家にエサとなるようなものの匂いを漂わせないことが重要です。
蜂は主に嗅覚を使ってエサを探す習性があり、特に甘い匂いには引き寄せられやすいのが特徴です。
そのため、ジュースなどの甘い飲食物を捨てておかないというのはもちろんのこと、洗剤なども甘い匂いがするものは使わず無香料のものを使用するのがいいでしょう。
また、蜂は木酢液の匂いが苦手なため、蜂が巣を作りやすい軒下や屋根裏部屋などに木酢液を塗布しておくというのも有効です。
万が一家に蜂の巣を作られてしまった場合は、自分で駆除しようとはせずに専門の業者に依頼するのが得策です。スズメバチの毒針は防護服を来ていても貫通して刺される場合もありますので、最悪の場合命を落とす危険があります。
まとめ
今回は鳩を始めとした害鳥や害獣、害虫の特徴や対策についてご紹介させていただきました。
猫などの場合はその限りではありませんが、鳩や蜂のように家屋に巣を作る可能性がある生き物はそもそも家の近くに寄り付かないように事前に対策することが重要です。
あなたも害鳥や害獣、害虫の被害に遭う前に、しっかりと対策をしておきましょう。