子供の多い夫婦が選択しがちなのが、部屋数の多い家の購入です。子供が多いから、子供部屋の数を増やす。一見、理にかなった選択に思えますが、部屋数が多い家を持つのにはリスクが存在します。

どんなリスクがあるのか?またリスクに対して、どう対処すればいいのか?家の購入のヒントになる内容を紹介していきます。

子供はいずれ巣立つ

子供たちに不自由がないように、「部屋数が多い家を持ちたい」1つの親心です。ただ注意したいのが、子供はいずれ巣立つということ。それぞれの家庭によって異なりますが、20代に入ったころからポツポツと独立していくのが一般的です。

子供たちが独立したら、子供部屋をどう活用していきましょうか。物置として利用する手もありますが、部屋数が多いと限界があります。

いたずらに部屋数を多くしても、いずれは無用の存在になる可能性が高いのです。誰も使わない部屋を保つために、ローンを払い続けるのは現実的ではありません。

仕切りを使って広いスペースを有効活用する(意外と現実的かも…)

部屋数を増やす以外に、子供のプライバシーを守る方法があります。それが仕切り。仕切りをうまく活用すれば、部屋数を増やさなくても子供たちの空間を生み出すことができます。

たとえば広い居室・寝室を用意して、真ん中を仕切りで分けることによって2部屋が出来上がります。ほかの部屋にも同じことをすれば、さらに2部屋。

このように仕切りを設置すれば、部屋数を増やさなくても子供部屋が完成します。子供たちが巣立った後は、仕切りを撤去すれば大丈夫。夫婦の部屋や多目的スペースとして利用できます。

理想的な間取りの家を建てるためには早いうちがおすすめ

仕切りを使って、子供部屋を用意するためには広いスペースが必要です。ただタイミングによっては、理想的な間取りの家が見つからない場合も。家を建てる場合でも、入念な計画やチェックが必要です。

家族にとっての理想的な家を手に入れるためには、早いうちから活動をしていくことが重要。積極的に内見に行く・早いうちから夫婦で間取りについて話し合うといった行動を起こしていきましょう。

家の間取りを決める際は老後の人生を考えて

家を購入する際は、どうしても今の生活を重視しがちです。しかし子供たちはいつか巣立ち、夫婦は年齢を重ねたことで身体が衰える可能性もあります。

家を持つ際は、子供たちだけではなく夫婦の老後も考えていくのが大切です。ちょっと立ち止まって、夫婦の老後についての計画性をもって考えてみませんか。

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