マイホームを建てるために土地の情報について常日頃から目を光らせているという方は多いと思います。
そんな方にぜひ活用してほしいのが、国土交通省が運営している土地総合情報システムです。
今回は、国土交通省の土地総合情報システムとは何か?何が分かるのか?という点についてご紹介していきたいと思います。
国土交通省の土地総合情報システムとは何か?
まずは国土交通省の土地総合情報システムとは一体何なのか?という点について解説していきます。
土地総合情報システムとは、国土交通省が運営しているHPで、不動産の取引価格や地価公示、都道府県地価調査の価格などを調べることが出来るのが特徴です。
土地総合情報システムの機能とは?
土地総合情報システムには
・不動産取引価格情報検索
・地価公示都道府県地価調査
・不動産取引価格アンケート回答
の3つの機能があります。
このうち不動産取引価格アンケート回答についてはあまり使う必要がないので省略しますが、残りの2つについてそれぞれ解説していきます。
1:不動産取引価格情報検索
不動産取引価格情報検索では、実際に不動産取引をした人のデータを調べることが可能です。
検索は時期と種類(宅地・土地・土地と建物・中古マンション等・農地・林地)、地域という3項目で絞り込みをすることが出来るので、目当ての物件の条件に近いデータを見ることが出来ます。
また、実際に表示される情報は
・所在地
・地域
・最寄り駅
・取引総額
・坪単価
・㎡単価
・形状(正方形/袋地等 等)
・今後の利用目的(住宅/店舗/事務所 等)
・前面道路(幅員/種類/方位)
・都市計画(都市計画区域/用途地域)
・建ぺい率
・容積率
・取引種類
となっています。
2:地価公示・都道府県地価
地価公示・都道府県地価調査では全国に設けられた基準地や標準地の価格を調べることが可能です。
公示価格や基準地価を調べることで、土地の相場を調べるのに役立ちます。
実際に表示される情報は
・調査基準日
・所在地及び地番/住居表示
・価格
・交通施設への距離
・地積
・形状
・利用区分/構造
・利用現況
・周辺の土地の利用現況
・前面道路の状況
・用途地域等都市計画の情報
・建ぺい率、容積率
となっています。
土地総合情報システムを利用する際の注意点
土地総合情報システムは土地の価格や相場を調べる上で便利ですが、以下の点には注意が必要です。
・地番など詳細な情報が分からない場合がある
・アンケートへの回答率が低いため、地域によっては正確な情報が出てこない場合がある
・「土地と建物」「中古マンション等」では取引総額のみ表示される
こうした事情から、場合によっては土地総合情報システムだけでは調べきれない情報もあるので注意しましょう。
まとめ
今回は、国土交通省の土地総合情報システムについてご紹介させていただきました。
土地総合情報システムは詳細な情報が手に入らないという場合もありますが、多くの場合では土地や物件の価格や相場を調べる上で大いに役立つツールです。あなたもぜひ、活用してみてください。