ワックスがけはフローリングを衝撃やへこみ、ひび割れや日焼けなどから保護し、美しさを保つことが出来ますので、ご自分でチャレンジしてみようとお考えの方もいると思います。
今回は、そんなワックスがけをする際の注意点についてご紹介していきたいと思います。
ワックスの種類の特徴を把握する
一言にワックスと言っても様々な種類があり、中には業者向けで扱いが難しい物もあり、よく知らずに購入した結果、持て余してしまうこともあります。
そのため、まずは各ワックスの特徴をしっかり把握しておくことが大切です。
ワックスは大きく分けて下記の3つのタイプがあります。
1:シートタイプ
ワックスが浸透しているシートをモップ型の器具に取り付けて使うタイプのワックス。
扱いが簡単で初心者向けですが、コーティング力と耐久性が低めなのが欠点
2:スプレータイプ
名前の通りスプレーのように床面に吹き付けて使うタイプのワックス。
ピンポイントでワックスを塗布することが出来るため、ワックスが剥がれている床面を補修するのに適している。
3:液体タイプ
専門業者などでよく使われるタイプのワックスで、初心者には扱いが難しいのが難点ですが、美観・耐久性共に優れているのが特徴です。
なるべく天気がいい日にワックスがけを行う
ワックスがけをした後は当然ではありますが、ワックスを乾かす必要があります。
そのため、なるべく天気が良くて湿度の低い日にワックスがけを行うのがおすすめです。
また、晴れていても風の強い日の場合、風にゴミが飛ばされてワックスがけした床に付着してしまうことがあります。こうなってしまうとせっかくワックスがけしたのが台無しになってしまうので注意が必要です。 ワックスがけをするのは「晴れていて風が強くない日」というのを覚えておきましょう。
数ヶ月毎に重ね塗りする必要がある
塗ったばかりの時は美しいワックスがけした床面も、日にちが経つと徐々に摩耗して劣化していってしまいます。
そのため、おおよそ3ヶ月毎にワックスを塗り直していくのがおすすめです。(重ね塗りの頻度は使用するワックスにもより、1年ほど保つ物もあります。)
その際、古いワックスを剥離剤で剥がして塗り直すという方法もありますが、剥離剤は超強力アルカリ剤なのでフローリングによくないので、基本的には古いワックスの上から新しいワックスを塗っていく重ね塗りをするのがいいでしょう。
水気がある場所には水に強いワックスを使用する
フローリングワックスは水分やアルカリ溶剤に弱いので、床面に付いた水滴を放置していると白く変色してしまう場合があります。
こうした事態を防ぐためにも、キッチンなど水気が多い場所には水分に強いワックスを別途用意し、使用するのがいいでしょう。
賃貸の場合は勝手にワックスがけしない
マンションやアパート、店舗の賃貸の場合、自分の判断で勝手にワックスがけをしてはいけないので、大家さんや管理会社の方に確認を取る必要があります。
また、入居前にワックスがけについて作業をお願いしていると、費用を大家さんや管理会社が負担してくれる場合もあります。必要だと感じた場合はしっかり確認を取るようにして下さい。
まとめ
ワックスがけはフローリングのトラブルを幅広く防いでくれるのでメリットが多いですが、適切な知識を持った上で行わないと上手く行かないことも少なくありません。
今回ご紹介した注意点を参考に、あなたもぜひチャレンジしてみてください。
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