1人暮らしを初めてする時は、毎月いくらくらいかかるのか、意外と把握していないものですよね。おおよその支出を把握しておけば、しっかりと貯金も確保できるので、事前にある程度は、把握しておきたいものですね。今回は、支出の中でも、努力次第で節約できる食費、電気代、水道代のおおよその費用をご紹介させていただきます。

食費=約43,000円/月

社会人の1人暮らしでかかる食費は、月平均で約43,000円となっています。この中でも、外食費、惣菜などの調理品、飲み物の割合が高くなっています。そのため、これらの費用をいかに抑えられるかが、食費の節約にも繋がります。

特に34歳以下の社会人では、食費の半分以上が外食の費用となっています。一方、自炊に使う生鮮食品にかかる費用は、約2割となっています。

一方、大学生の1人暮らしでかかる食費は、月平均で約23,000円となっており、外食費は約8,500円となっています。これは、平均よりも約2万円安い料金となっています。

また、男女で支出の割合が高いものに違いがあります。男性の場合、惣菜やお弁当の調理食品、コーヒーなどの飲み物、お酒、外食が、割合が高いものとなっています。対して、女性の場合、お菓子類、化粧品などの美容類が、割合の高いものとなっています。

これらのように、食費の節約は、いかに自炊で済ませることができるかが重要になっています。しかし、外食や惣菜などの調理品で済ませることは、時間の節約になるので、平日は外食、土日などのお休みの時は、自炊をするなど、ローテーションを組んで、抑えられる部分は抑えておきましょう。

電気代=約5,000円/月

総務省統計局の家計調査によると、2009年から2018年までの10年間の単身世帯の電気代の月平均は、約5,000円となっています。電気代は季節によって大きく変わるので、大体月4,000円~5,000円程度となっています。

電気代は、基本料金と電力量料金で決まっています。契約をする時に、アンペア数により、基本料金が変わります。1人暮らしの場合の目安としては、20Aの契約が最近では一般的となっています。

また、地域別で違いがあり、最も高いのは、「北陸・東海」で約6,000円、最も安いのは「関東」で約5,600円となっています。一度、お住まいの地域の平均電気代を、ネットで確認してみてもよいかもしれません。

電気代は、2016年からの電力自由化によって、自分で電力会社を選べるようになっています。それぞれ特徴があり、上手く利用すれば電気の使用量が多くても、電気代を下げることができるようになっています。そのため、一度、同じ電気使用量でも、電気料金が下げられるプランがあるかどうか、一度、電力プランを確認してみましょう。

水道代=約3,000円/2ヶ月

1人暮らしでかかる水道代は、約3,000円となっています。これは、水道メーターの口径によって決まる基本料金と、水を使うほど単価が高くなる従量料金から、構成されています。

また、1人暮らしの水道使用量は、1ヶ月、6~8㎥程度となっています。ちなみに、東京都水道局の平成30年度の調査では、1人暮らしで使う水量の1ヶ月平均は、8.2㎥となっています。

これを目安に、例えば、2ヶ月で16㎥(8㎥/月)の場合の水道料金が、いくらくらいかかるのかみてみましょう。

・上水道1,905円+下水道1,209円=3,114円

このため、1人暮らしでかかる水道代は、約3,000円となっています。水道代は、節水によって節約できるので、節水コマ、節水シャワー、節水家電などのアイテムを上手に使って、節約してみることをおすすめ致します。

まとめ

1人暮らしには何かと家賃もかかり、お金がかかってきてしまいます。しかし、今回ご紹介した食費、電気代、水道代は、節約できる幅があるので、上手に支出をコントロールすることができれば、節約に繋がります。そのため、まずはどれくらいかかるのか見極めてから、節約できる部分は、少しずつ節約していきましょう。