家を建てる際は、ああしようか?こうしようか?と、さまざまな想像をしてワクワクしがちです。でもちょっと待って。しっかりとした知識を持っておかないと、間取りで失敗するリスクが高まります。

こんなはずではなかったのに・・・こんな後悔はしたくありませんよね。失敗しがちな間取りの例を知って、後悔するリスクを軽減してみてください。

アイランド型キッチンを意識した間取りには注意!

アイランド型キッチン(島のように独立したキッチン)を設置したくて、キッチン部分に壁がない状態にする人が少なくありません。

アイランド型キッチンは周りに壁がなく、スペースを有効的に活用できるため近年になって人気になっています。しかしアイランド型キッチンは開放感がある一方で、周りから内部の様子が丸見えです。

シンクに洗い物がたまっていたのを忘れていて、「来客に見られてしまった」こんな経験をした人の話も聞きます。キッチンに関しては、開放感さえあればいい・・・というわけにはいかないようです。

キッチンやダイニングを広くしたことで失敗

広々としたキッチンやダイニングで、ゆったりと過ごしたい・・・そんな思いを抱いて、キッチン・ダイニングを広くする人がいます。しかしキッチンやダイニングを広くしすぎるのは、リスクが存在します。

それが居室・寝室が狭くなること。家を建てた直後は家具等が何もないため、部屋が広く見えます。暮らしが落ち着いてきて、家具を増やしていくとびっくり。思った以上に家具が置けない。

キッチンやダイニングの広さにこだわるあまり、居室・寝室を狭くしたことの結果をこの時に知るのです。広いキッチン・ダイニングには大きなメリットがありますが、ちょっと落ち着いて考えてみてもいいのかもしれません。

ウォークインクローゼットは管理が大変

ウォークインクローゼットは、構造上の関係で部屋の隅に作られることが多く湿気が多い環境にあります。そのため定期的に換気をしたり、除湿器を置いたりと管理の仕方に工夫が必要です。

全く対策をしないと最悪、服にカビが発生する可能性も・・・これは悲しい。ウォークインクローゼットを維持管理するためには、ある程度の覚悟が必要といえます。

家を持っている人の話を聞くことが大切

なぜ間取りで失敗してしまうのでしょうか。その原因はさまざまありますが、大きな要因がリサーチ不足です。実際に家を持っている人の意見を聞かずに、家を持とうとすると失敗する可能性が高くなります。

親戚・友人など、誰でもいいので家を持っている人の話を聞いてみてください。その中で、「ああ、これはいらないな」「そんなに広くなくてもいいな」など、多くの情報を参考にできます。

間取りのお手本 間取り良ければすべて良し! [ コラボハウス一級建築士事務所 ]