家を長持ちさせるには、長期間にわたる修繕計画は必要かと思います。
ちなみにマンションについては国土交通省の資料に長期修繕計画標準様式や修繕計画についてのガイドラインがあります。外壁や給水給湯管、汚水管などの修繕までに至るおおよその寿命期間が示されいるため、戸建の修繕計画にも参考になるかと思います。
カビは家の劣化を早めている証拠!?
カビは胞子によって増殖する菌類で多くの種類があります。食べ物や衣服に発生すれば、食中毒になったり、異臭を放つ原因となります。
一般的にカビは、梅雨や台風の湿気の多い時期に発生しますが、家の中でもカビが発生する条件が整えば当然発生します。
このカビが、家の劣化を早めている証拠となります。
家の中で掃除を怠ると一番多くカビが目立つ場所が浴室ではないでしょうか?
…そう、黒カビです。
温度や湿度、栄養分(皮脂や石鹸など)といった黒カビの発生する条件のもと、増殖し続ける菌類です。
この浴室で目立つ黒カビですが、窓廻りのサッシのシーリング材(サッシと壁をつなぎ止める充填剤)にも発生します。
家の中の湿気だったり、シーリングの劣化による外からの雨水などによって黒カビが発生して増殖すれば、家の構造自体もカビさせてしまい、家の劣化を早めてしまう可能性があります。
日常のカビ取り清掃方法は?
家の構造をカビさせてしまっては致命的です。日頃からカビの除去、掃除には注意しましょう。
そもそもカビの敵とは何でしょう?
カビの敵は、換気による乾燥とカビ栄養分となるものをなくして清潔に保つことです。
では、発生してしまったカビについては…
次亜塩素酸塩です。
この次亜塩素酸塩を含んだものがカビ取り剤です。
カビ取り剤については、スプレータイプやジェルタイプがあります。
スプレータイプは手軽にカビに向かって多くの部分に対して噴射をできますが、液垂れがあり、効果が不十分となってしまう場合があります。
ジェルタイプは液垂れの悩みはなく局所的にカビに対して対応できますが、広範囲に使用することが不便でもあります。
カビ取りには最強?片栗粉!?
スプレータイプやジェルタイプにもメリット、デメリットがあるります。
そこで片栗粉をカビに対して散布!
ではなく、
同じ塩素系の次亜塩素酸ナトリウムである漂白剤と片栗粉をMIXして使用する方法です。
漂白剤だけではスプレータイプと同様に液垂れをしてしまいます。
そこに片栗粉をMIXすることで漂白剤をペースト状にすることで、スプレータイプとジェルタイプのデメリットを解消してくれます。
しかも…強力。
いかがでしょう、家の劣化を止めて、余計な修繕費用をかける前に日頃からの掃除に心がけてみませんか?