水質検査は義務？浄水器やウォーターサーバーの水はどうなの？

普段飲んだり、料理したり、お風呂に入ったり、トイレを流したりと水道水は日常生活に欠かせないものです。ましてや健康や美容にも水は重要ではないでしょうか？

日本の水道水は世界一とも言われています。なぜなら普段の水の使用や飲むといった水道水は、 水道法第４条に基づいて厚生労働省令によって51項目の水質項目をクリアーしてご家庭のもとへ届けられています。

ちなみに市販のミネラルウオーターの検査項目は、厚生労働省告示 「食品，添加物等の規格基準」 において、最大の検査でも４３項目となっており、水道水の検査項目の方がより審査基準が多く安全となっております。

ただし、この安全な基準の水道水は、提供をする水道局側の検査であり、家庭の蛇口から出る水道水とは乖離がある場合があります。それは戸建やマンション、アパートにおいては、水道の本管から提供される水道水を私的な水道管を通って蛇口から出るため、水道管の劣化があれば極端な話、赤さびを含みながら利用している場合があるからです。

簡易専用水道の水質検査法定義務とは

戸建などは水道本管から直結で蛇口から使用する場合がほぼでしょうが、高置水槽や受水槽を設けるマンションやアパートでは、簡易専用水道の設置者となり 毎年1回以上 、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物（全有機炭素の量）、ｐH値、味、臭気、色度、濁度を検査しなければいけません。また、 厚生労働大臣の登録を受けた検査機関による 1年に1回以上の、定期的な水槽（受水槽、高置水槽等すべての水槽を含む）の清掃も法定の義務となります。

・簡易専用水道…水道法令により 水道事業の用に供する水道から水の供給を受けるために設けられる水槽の有効容量の合計が10立方メートルであることとする。 東京都福祉保健局参照

上のような法定義務の取決めがあるため、義務違反の場合は、 水道法54条第8号 の規定により検査を受けなかった場合には、なんと100万円以下の罰金が課せられてしまうので注意は必要です。

それでもより安全に家庭で使用、飲む場合には浄水器やウォーターサーバーがいいのかな。

上記に述べたように日本の水道水はとても安全ですが、戸建内の水道管やマンション内、アパート内の水道管の劣化が心配なら更新工事が必要かもしれませんが…そんなお金がなーいとなれば、浄水器やウォーターサーバーの利用はどうでしょうか？

浄水器とは…そもそも浄水器は水道水のカルキ臭やカビ臭を改善するために開発されたものですが、最近ではフィルターを通して発がん性物質をシャットダウンするよう開発されています。

ウォーターサーバーとは…美味しいお水が家庭やオフィスで気軽に飲めるようウォーターサーバー業者が配達、管理してくれるものです。最近では、お湯の利用も可能だったり、災害時の備蓄についても利用されています。