マンションを総合的に見ることが、資産価値の把握。

考えたことがありますか?

貴マンションの資産価値は、どのくらいあるのか。

近隣で売りに出ている中古マンションの価格を調べたり、現在ではマンション価格査定サイトが複数ありますので、それらを利用して確かめることはできます。

しかし、高経年のマンションでは管理状況に差があり、正確な値段は評価が難しいといえるでしょう。

専有部分ではリノベーションを行うことによって、評価は高くなりますが、共用部分はボロボロということで、買ってみたら上階からの漏水で部屋は水浸しということは起こりえます。

マンションの資産価値の把握は、専有部分のみでなく、共用部分を含め、管理状況がしっかりと行われていることを確認しなければなりません。

資産価値が高く、評価の高いマンションとは?

大規模修繕工事を行うことにより、マンションの資産価値は、高くなります。

外壁塗装を行い、イメージを刷新することで、他のマンションと差別化を図ることができますし、防犯機能の強化、省エネ改修、耐震性の強化が資産価値の向上となります。

近年では超高齢化社会においてバリアフリー化が必須条件の居住環境となり、資産価値の向上となります。

共用部分のバリアフリー化とは?

資産価値の向上の1つであるバリアフリー化には、どのようなものでしょうか?

そもそもバリアフリーとは、障害者を含む高齢者等の社会的弱者が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を示します。

階段をスロープにして段差をなくして車いすでの通行が容易だったり、手すりの増設を行ったり、床や階段を防滑仕様にするなどがあります。

これらのバリアフリー化を考える際には、各自治体で助成金を出すなどして援助を行っていますので、ぜひ、確認して見て下さい。

マンションと老後

最近では老後のことを考えてマンション購入を考える方が増えています。

バリアフリー等の高齢者施設の整った、高額な賃貸料のシニアハウスに住むことは、難しいといった理由があるからです。

マンションは、都市型の居住空間であり、駅が近い、スーパーが近い、病院が近いといった利点が挙げられます。

確かにマンションでは、ローン返済が終わっても、管理費や修繕積立金といった継続的な支出があり、問題はありますが、独居となった場合には、管理組合内でのコミュニケーションは取りやすいのではないでしょうか?

このように、老後のことを考えてあるバリアフリーのマンションをあらかじめ購入することは、とても魅力的なものとなることでしょう。

以上を踏まえて、バリアフリー化された最近のマンションは、資産価値が高く、評価されています。