私たちが生活をする上で欠かせないのが「周りの環境」
自宅近くにスーパーやコンビニなどの環境が整っていることも、大切ですが「隣人」と
良好な関係を築くことも大切です。
隣人と上手な関係が築けないとトラブルになってしまう時があります。しかし相手も人間であるため、こちらの言い分を聞かずに意見を押し通してくることも珍しくありません。
トラブルが長期化しこじれてしまうと当人同士では解決ができないケースがあります。そんな時は「調停」を行うとスムーズに問題が解説する場合があります。
「調停って名前は聞いたことはあるけどよくわからない」「なんか怖い…」こういたイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
調停を普段する機会はないですし、している人も少ないため、良いイメージはありません。
しかし隣人とのトラブルを解決できる方法の一つなので、いざという時のために覚えておくとよいでしょう。
今回は調停についてお伝えしていきます。
●こんな人に読んでほしい記事です
・調停とは?
・調停のやり方は?
調停とは?
調停とは当人同士の間に裁判所を通して、問題を解決する方法です。
話し合いによって争いの実情に応じた柔軟な解決方法を図ることができます。
隣人とのトラブル対応で行う調停のことを「民事調停」といいます。
民事調停では、お金の貸し借りや交通事故の損害賠償、騒音問題、賃貸の問題などを
裁判所が間に入って、問題の解決を図ってくれます。
民事調停を行うことで以下のメリットを得ることができます。
1.裁判所が間に入るため、公平性が保たれる
2.今後のトラブルが減る
3.早く解決ができる
一つずつ解説していきます
1.裁判所が間に入るため、公平性が保たれる
当人同士で話を行うと、「この間と言ってたことが違う」「社会的地位が相手のほうが高いため、話が一方的」など公平に話し合いが行われない場合があります。
また相手が話し合いに応じない場合もあり、こちらが意見を伝えたくてもそういった場を設けさせてくれないというケースもあります。
民事調停を行えば、裁判所が間に入ってもらえるため話し合いの場を設けることができます。
もちろん裁判官はどちらか一方に肩入れをするわけではないので、公平な話し合いが可能です。
2.今後のトラブルが減る
当人同士で話し合うと一度決めたことを覆すことがあります。また当人同士だけではなく親族を巻き込んで、トラブルに発生する可能性があります。
民事裁判は判決と同じ効力があるため、「この前言った事を覆す」といったことはなかなかできません。
親族に何か言われても「調停で決まったこと」と伝えればトラブルになるケースは少なくなります。
その場だけではなく今後のトラブル回避にもなるため、民事調停は非常におすすめの方法です。
3.早く解決ができる
上述した通り、話し合いの場を設けない人がいると、非常に手間がかかり無駄な時間を過ごしてしまいます。
また、話が二転三転とした場合、解決方法がまとまらず、双方にとっていい解決策を見つけることができません。
民事調停は裁判官と調停委員で行われます。調停委員とは一般市民の良識を反映させるため、豊富な社会経験や専門知識を持つ人の中から選ばれます。
そのため、自分たちでは見つけられない良い解決策方法が見つかるかもしれません。
民事調停を行うことで、話がまとまりやすく早く解決ができるのは大きなメリットといえるでしょう。
民事調停は気軽にできる
「民事調停の手続きが難しそう…」と考えている人もいると思いますが、実は非常に簡単。
申立用紙を書くだけで手続きは終了。特別な法律知識も必要なく、書き方もHPに載っているので気軽に書くことができます。
隣人のトラブルで困っている人は民事調停をしてみてはいかがでしょうか?きっと今まで悩んでいたことを簡単に解決してくれますよ。