洗剤は食器を洗ったりお風呂場やトイレを掃除したりと様々なタイミングでお世話になるため、我々人間の生活にとって欠かせないアイテムの一つです。

しかし、一言に洗剤と言っても様々な種類があり、使い方を間違うと汚れが上手く落ちないばかりではなく、トラブルの原因にもなってしまいます。

そこで今回は

・中性洗剤

・弱アルカリ洗剤

・強アルカリ洗剤

・酸性洗剤

それぞれの住宅用洗剤を使用する際の使用法や注意点についてご紹介していきます。

中性洗剤の使用法・注意点

まずは中性洗剤の使い方についてです。

中性洗剤はアルカリ性洗剤や酸性洗剤のように強力な洗浄力があるわけではありませんが、刺激が少なく肌や素材に対して優しいというのが特徴です。

ちょっとした油汚れや手垢など、様々な場所に使うことができ、主に食器洗いなどに使われる場合が多い洗剤です。

中性洗剤を使用する場合は、スポンジに水やお湯を含ませてから原液をかけ、泡立てて使用するのがいいでしょう。中性洗剤は前述の通り刺激が少なめの洗剤ではありますが、気になる場合はゴム手袋などをつけてから使用するとより確実に手荒れなどを防ぐことが出来ます。

また、他の洗剤に比べて洗浄力が低いので、頑固な汚れなどを落としたい場合には不向きと言えます。その点には注意しましょう。

弱アルカリ洗剤の使用法・注意点

次は弱アルカリ洗剤についてです。

弱アルカリ洗剤はpH値が8~11ほどの洗剤のことで、中性洗剤同様肌や素材を傷めにくいのが特徴です。

また、酸性の汚れである油汚れを中和・分解しやすいというのが特徴です。そのため、主にキッチン周りを洗う際に効果を発揮します。

弱アルカリ洗剤・強アルカリ洗剤に共通して言えることですが、アルカリ性洗剤はアルミ製の物を洗う際に使用してしまうと黒ずみなどを発生させてしまう原因になりますので注意が必要です。

また、木製品や畳などに対して使用するとシミや変色の原因になりますので、こちらも注意しましょう。 その他、水垢などのアルカリ性の汚れに対してはあまり効果的ではないというのもポイントです。

強アルカリ洗剤の使用法・注意点

次は強アルカリ洗剤についてです。

強アルカリ洗剤というのはpH値が11以上の洗剤を指します。

基本的な用途は弱アルカリ洗剤と同じですが、強アルカリ洗剤はより強い洗浄力を発揮するのが特徴です。

ただし、強アルカリ洗剤は中性洗剤や弱アルカリ洗剤と違って刺激が強いため、素手で使用すると皮膚が溶けてしまう危険性があります。そのため、使用時はしっかりとゴム手袋などで保護してから使用するように心がけましょう。

酸性洗剤の使用法・注意点

最後に酸性洗剤の特徴についてです。

酸性洗剤はpH値が7未満の洗剤のことです。

酸性洗剤はアルカリ洗剤とは逆に、アルカリ性の汚れに対して高い効果を発揮してくれます。そのため、水垢や石鹸カス、トイレの黄ばみ、黒ずみなどに対して効果的です。

酸性洗剤を使用する際に最も注意しなくてはいけないのが、塩素系洗剤との併用を絶対にしないということです。

酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜてしまうと有毒ガスが発生してしまうため非常に危険です。使用する際は洗剤の種類をしっかりと把握しておきましょう。

また、金属部分などを掃除する際に吹き残しがあるとサビの原因にもなってしまいますので、使用を控えるかしっかりと残さずに拭き取るようにするのが重要です。

まとめ

今回は各住宅用洗剤を使用する際のポイントについてご紹介させていただきました。

一言に潜在と言っても様々な種類があり、それぞれ向き不向きがあるので使い分けが重要になってきます。

また、酸性洗剤は塩素系洗剤と混ぜてしまうと最悪の場合死亡してしまう危険性があるため、十分気をつけて取り扱うようにしましょう。