「部屋がたくさんあって住みやすい」そんなイメージを抱かれがちな4LDK。部屋がたくさんある家に、憧れる人が少なくありません。しかし4LDKはメリットがある一方で、デメリットも存在する家。

知識がないままに購入すると、後悔するリスクもあります。4LDKの家を購入する前に、メリットやデメリットを知っていきましょう。

メリット1 来客時に対応できる

部屋数が少ない家で問題となるのが、来客時の対応です。来客に泊まってもらう必要が出てきた場合、「どの部屋に泊まってもらうか?」を議論する必要があります。

来客を泊めるとなると部屋の掃除をしなくてはなりません。また物が散らかっていたら、片付ける必要も・・・これでは落ち着きませんね。部屋数に余裕があれば、来客用の部屋を用意できます。

普段使っている部屋と分けておけば、直前になっても冷静に対処することが可能です。

メリット2 1人1部屋を確保しやすい

4LDKの家は、4つの居室・寝室を有します。そのため部屋数に余裕があり、1人1部屋を叶えやすくなっています。「家族仲が良くても、1人の空間が欲しい」そんな人も少なくありません。

1人1部屋ならしっかりとプライバシーを確保でき、部屋のレイアウトも自由。自分の時間を大切にしながら、生活ができます。夫婦が同じ部屋で過ごしていると、問題になりがちなのがエアコンの温度も問題。

夫は暑い・妻は寒いといった、温度の感じ方が夫婦喧嘩の原因になるケースもあります。自分の部屋があれば、好きにエアコンの温度を設定して夫婦喧嘩が起こるリスクを軽減することができるでしょう。

デメリット 老後に部屋の管理が大変になる

4LDKの家の欠点といえるのが、部屋数が多いからこそ起こる問題です。子供が巣立っていけば、今の子供部屋は不要になります。しかし不要になったからと言って、子供部屋だけなくすわけにはいかない・・・

そのため老後の夫婦にとって、子供部屋の存在が邪魔になる可能性があります。部屋として存在している以上、全く掃除をしないわけにはいきません。

年齢を重ねて足腰が弱くなった夫婦が、余っている部屋を管理することができるでしょうか。4LDKの家を購入する際は、将来的な視野に立つ必要があります。

今の生活を大切にする?将来の暮らしを大切にする?

4LDKの家には大きなメリットがある一方で、デメリットも存在します。「たくさんの部屋があるので、余裕のある生活ができる」でも「老後に管理をするのが大変」

4LDKの家に住んでいくためには、一長一短を受け入れていく必要があるのです。あなたが重要視しているのは、今の生活でしょうか?将来の生活でしょうか。ちょっと立ち止まって、考えてみる必要があるのかもしれません。

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