共働きのパート社員妻が、子供を幼稚園に預けることを決意。最初は快適だと感じていた妻ですが、徐々に疲れるようになります。その原因は、幼稚園で出会ったママ友との人間関係。
どうして、共働き妻は子供を幼稚園に預けたことを後悔するようになったのか?誰にでも起こりがちな体験談を紹介します。
・子供を幼稚園に預けた理由
夫婦は共働きで、現在購入したばかりのマンションに住んでいます。2人が仕事に行っている間の今までは、妻の母に子供を預ける毎日。そして、家の購入によって、貯金を大きく失ったので堅実に働いていく必要があります。
ある日のこと、妻は母が子供と過ごしている姿を見て、親の老いを感じました。「親を疲れさせてはいけない」そう感じた妻は夫と話し合い、子供を幼稚園に入れることを決意します。
子供を幼稚園に入れたことで、実母への罪悪感から解放された妻。すべては順調に行くように思えました。
・妻がママ友との関係に悩むように
企業のパート社員として忙しい日々を送る妻ですが、ママ友との関係をおろそかにするわけにはいきません。ママ友との関係が悪くなれば、親を通して子供に悪い噂が伝わる場合も。
そうなれば、子供が仲間外れになる可能性があります。妻は子供のために、ママ友と仲良くなろうと努力をしていました。
しかし仕事でくたくたになって、子供を迎えに来た妻に対してママ友は遠慮なくカフェに誘ってきます。
断るとあからさまに不機嫌そうな態度を取るので、仕方なく付き合っていました。しかしそれも限界に。ただでさえ家のローンのプレッシャーに耐えながら、仕事をしているのにこれ以上ストレスを抱えたくない。
ママ友にはっきりと遊びには行けないと伝えると、翌日からは無視をされるようになります(こんなことがあるなんて…人生何が起こるかわからない)。結局、園内の雰囲気に耐えられずに退所。親に子供を預ける日々に戻ります。
親や家族のことを考えて、子供を幼稚園に入れたのになぜこんなことに?当初の計画とは違った事態に、妻はもやもやとした気持ちを抱えています。
・時には親に頼ることも大切だった
今回のケースの妻は責任感が強く、親に頼るのに抵抗を感じるタイプです。そのため幼稚園での人間関係に疑問を感じても、しばらくの間は我慢をしていました。
しかしその我慢が、結果的に大きなストレスへとつながっていったのです。
預かってくれる親がいる場合は、素直に頼ることも時には大切。申し訳ない気持ちになるなら、預ける時間を限定する・いくらかのお礼を渡すといった工夫をしてみるのも1つの方法です。
家を買う前にやっておきたいたった3つの準備 (単行本・ムック) / 荒村泰啓