電気関係のトラブルには様々なものがありますが、その中でも対策するのが難しいのが落雷によるトラブルです。

雷がどこに落ちるかというのは天候による要因が大きいですので、落ちること自体は稀であっても「落ちないようにする」という対策は難しいですよね。

そこで今回は、落雷に対する対策法などについてご紹介していきたいと思います。

雷が自宅に落ちるとどうなるのか?

まずは雷が自宅に落ちた場合、どんな被害があるのかについて解説していきます。

まず、雷というのは電圧は200万~10億V、電流は1000~50万Aという非常に強大な電力を持っています。

そんな雷が自宅に落ちた場合、過電圧によって電気配線の故障が生じてしまうばかりではなく、そこに繋がっている家電品なども故障してしまう危険性があります。

さらに、家電製品や金属で出来た物の近くに人がいた場合、側撃雷によって感電してしまう危険性もあります。

側撃雷というのは落雷によって一旦は物に流れた電流が周囲に再放電される現象のことです。雷が鳴っている時に木の近くに避難するのが危ないとされているのは、木に落ちた雷が再放電され、側撃雷によって感電してしまう可能性があるからです。

また、家屋に雷が落ちた場合電流は家屋の壁にも流れますので、壁の近くにいた場合でもこの側撃雷を受けてしまう危険性があります。

その他、落雷による熱量によって火災が発生することもあります。落雷は非常に危険な災害と言えるでしょう。

落雷対策にはどんな方法があるのか?

20m以上の高さの建物の場合避雷針を設置することが義務付けられていますが、普通の家屋の場合はそうした規定がないので避雷針がないという場合がほとんどです。

では、私達はどうやって落雷に対策をすればいいのか?という点について解説していきます。

1:なるべく家電製品をコンセントから外しておく

まず身近に出来ることと言えば、雷の日はなるべく家電製品をコンセントから外しておくことです。

先程もお伝えした通り、自宅に雷が落ちた場合は電流が電気配線を伝って繋がっている家電品が壊れてしまうことがあります。

そのため、不要なものはなるべくコンセントから外しておくといいでしょう。

2:金属や家電品、壁から距離を置く

雷の日に金属製品や家電品、家の壁の近くにいると落雷した際に側撃雷を受けて感電してしまうリスクがあります。

そのため、雷の日はなるべくこれらの物から1m以上距離を置くようにしましょう。

3:アースや雷サージ対応の電源タップを使用する

家電品にアースを取り付けておいたり、雷サージ対応の電源タップを使用することで落雷時の異常電圧による家電品の故障を回避することも出来ます。

万が一の事態に備え、出来る対策は万全に済ませておきたいですね。

まとめ

今回は落雷に対する対策法などについてご紹介させていただきました。

落雷はいつ発生するか分からない恐ろしい災害ですので、万が一に備えて日頃からしっかりと対策をしておきたいですね。

あなたもぜひ、今回ご紹介した知識を活用して落雷対策を整えましょう。