気軽に住まいを手に入れることができる中古住宅。新築は難しいけど、中古住宅なら・・・と広告に目を通している人も少なくないでしょう。実は中古住宅には、いくつかのデメリットが存在するのを知っていますか。

何も知らない状態で中古住宅を購入すると、大きな後悔することになります。今回は、実際にある中古住宅の購入によって後悔したポイントを紹介。中古住宅を検討している人にとって、役立つ情報を解説していきます。

設備の取り換えが高くついた

中古住宅の購入で、1番に後悔したのが設備の状態をきちんと確認しなかったことです。住宅に使われている設備は、年月とともに状態が悪化。

給湯器からお湯が出なくなる・トイレが流れなくなるなど、さまざまな問題を引き起こします。特に水回りは経年劣化による問題が発生しやすく、最悪全く使えなくなってしまう場合も。

中古住宅を購入する際は、部屋の間取りを重視しがちですが設備の耐久年数にも気を付けることをおすすめします。

防音を意識した構造になっていない

現代の中古住宅は、防音を意識したさまざまな工夫がされています。しかし中古住宅が建てられた時期によっては、防音を意識した取り組みがほとんどされていない場合も。

そのため家の中で話している内容が、ご近所に筒抜けだった・・・こんな事態が発生することも珍しくありません。住宅を内見する際は、内部の声がどんな風に外に聞こえているのか?を見落としがちです。

たとえば家族で住宅の内見に行く際は、1人を外に残して声の伝わり方を確認するといった工夫もいいでしょう。

ご近所の人たちと合わない

中古住宅を購入する際は、周りに住んでいる人たちの様子を確認することも重要です。中古住宅を販売している地域では、すでに固定した人間関係が存在している場合が多い。

後から入ってきた人間が良い関係を築くには、かなりの時間が必要となるケースも考えられます。山田さんのチーム・鈴木さんのチームなど、主婦の間で派閥が結成されている場合も。

よほど人間関係を築くのが得意な人ではない限り、ご近所との関係に悩んでしまう可能性が高いです。対して新築の住宅が多い新興住宅では、まだ固定した人間関係が築かれていません。

人によっては、新築の住宅を購入した方が良い場合もあります。ご近所とうまくやっていけるのか?住宅の状態だけではなく、ご近所の様子にも目を光らせておくことが大切になってくるでしょう。

中古住宅を購入するときのポイント

中古住宅を購入するときのポイントは、まず疑うことです。中古住宅は新築に比べて安く売りだされるため、魅力的な住まいが気軽に手に入ります。そのため気持ちが舞い上がってしまい、冷静な感覚を失ってしまう人も。

中古住宅は年数が経っている分、新築に比べてさまざまな問題を抱えている可能性が高いです。住宅が傾いているのでは?キッチンの配水管が、劣化しているかも?

あらゆるポイントに疑いの目を持ち、自分に合った中古住宅を選ぶことが大切です。

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