風呂場をリフォームする人の中には、どうしてこんなことになったの?と後悔するケースもあります。せっかく時間とお金を使ってリフォームをしたのに、後悔する事態になってしまうのは悲しいことです。

この記事では、風呂場のリフォームを検討する人向けに失敗例を紹介していきます。風呂場のリフォームでは、どんな失敗が起こってしまうのか。ぜひ参考にしてみてください。

浴槽のデザイン性を重視しすぎた

浴槽にはさまざまなデザインが存在します。ホテルにあるようなタマゴ浴槽・風呂場が広々として見えるコーナー浴槽。

自分のセンスに合わせて、選べるようになっています。しかしデザイン性を重視するあまり、失敗するケースも存在するのです。たとえばコーナー浴槽にしたら、思った以上に狭かった。

タマゴ浴槽にしたら、足が伸ばせないなど弊害が発生する場合も。浴槽のデザインは大切ですが、自分にとっての使いやすさも浴槽を選ぶ際の重要なポイントです。

広い風呂場は寒い・・・

伸び伸びと身体を洗える広い風呂場。多くの人にとっての憧れです。しかし実際に使ってみると、思わぬリスクが存在します。それが寒さの問題。

風呂場が広ければ、それだけ全体が温まるのに時間がかかります。夏は良いですが、冬は寒くて耐えられなくなる場合も。寒さで体調が悪くなることも考えられます。

床暖房があればまた話は別ですが、ただ広いだけの風呂場は常に寒さのリスクにさらされます。広さを取るか・暖かさを取るか?も考えることが大切になってくるでしょう。

浴槽の機能を使いこなせない

現代では、さまざまな機能を持った浴槽が登場しています。バブルが発生して身体を刺激する・美肌に効果的なお湯が出るなど、驚くほどに魅力的な機能を持った浴槽も。

そのためリフォームをする際に、浴槽の機能を重視して買い替える人も少なくありません。ここでちょっと考えたいのが、「本当にその機能を使うのか?」という問題。

特殊な機能を持った浴槽は、それだけ購入する費用も高くなりがち。高い金額を出すほどに、浴槽の機能を使えているのか。

中には機能をきちんと使いこなしている人もいますが、いつまでも同時に複数の機能を使いこなすのは大変だと感じる人や意外と特別な機能を使用することは高コストだったりとで、いつの間にかその機能を使わなくなったってこともあります。

たくさんの機能を使いこなすことができるのか?1度考えてみる必要がありそうです。

あらかじめ何を重視するのかを決めておこう

風呂場のリフォームでは、使わない機能をたくさんつけて後悔する人が少なくありません。「せっかくリフォームをするなら、完璧な状態にしたい」その気持ちも分かりますが、持て余したらもったいないことになります。

風呂場をリフォームする際は、「何を重視するべきなのか」まずは一呼吸おいて考えてみてください。

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